1980年(昭和55年)
きのこ診療所 開設
認知症ケアに40年近く取り組んできた、きのこグループの認知症に対する考え方とケアのノウハウを紹介します。
私たちは認知症を「ひとつの個性」と考えています。認知症は、知的能力の低下によって、社会生活への適応ができずにいる状態です。一生懸命努力しているけれど、うまくできないから困惑している方々がいるのです。単に身の回りのお世話をすることだけではなく、認知症の人の生き方や暮らしを、できるだけ幸せで、豊かで、いいものにする「人生の質を高めるケア」を目標としています。
人にはそれぞれ、固有の歴史や趣味、嗜好、価値観、得手不得手などがあります。私たちは認知症の人のそういった個性を奪うことなく、症状やニーズに合わせた「パーソンセンタード(その人を中心とした)ケア」を行っています。
個々に必要な支援は何かを発見し、見守ること。そのために必要な知識、理解、協力を得られるよう、私たちはより良い情報、施設、環境をご本人と回りの方に提供していきます。
きのこグループは、1984年に日本初の認知症専門病院を開設して以来、多くの認知症の方々と向き合ってきました。1995年のスウェーデン訪問を機に「グループホーム」や「ユニットケア」を導入。認知症に対する最適なケアをめざし歩み続けています。
きのこグループ
老人福祉の歴史
きのこ診療所 開設
特別養護老人ホーム きのこ荘 開設
スウェーデンでグループホームが制度化
老人保健法施行、行政管理庁「老人対策に関する行政監査結果に基づく勧告」を発表
きのこエスポアール病院 開設
厚生省「痴呆性老人処遇技術研修事業の実施について」発表
「社会福祉士及び介護福祉士法」施行
スウェーデン訪問を開始
グループホーム笠岡市炉端の家 管理運営受託
10月きのこ老人保健施設 開設
ケアハウス サービスハウスえすぽ 開設
在宅複合施設 西部いこいの里 管理運営受託
在宅複合施設 総社市山手福祉センター 管理運営受託
グループホーム新賀 開設
9月グループホームあんきな家 開設
介護保険法施行
グループホームきのこのき 開設
グループホームローゴム 開設
痴呆性高齢者グループホーム自己評価の義務付け
笠岡市認知症介護研修センター 管理運営受託
7月通所介護ローゴムⅡ 開設
高齢者福祉施設ジロール神田佐久間町 開設
8月ケアハウス きのこセイモン 開設
グループホーム井原ラーゴム 開設
介護保険法改正
品川区立地域密着型多機能ホーム
小山倶楽部 管理運営受託
高齢者保健福祉施設
ありすの杜きのこ南麻布 開設
8月高齢者福祉施設ジロール麹町 開設
エスポアール東京クリニック 開設
厚生労働省が認知症施策推進5か年計画「オレンジプラン」策定
事業所内保育施設
きのこ のこのこ保育園 開設
品川区立地域密着型多機能ホーム
東五反田倶楽部 管理運営受託
きのこ荘 建て替え